−狂兎の檻−
ただ、人との距離が近いだけ。
悪意なんてなくて、人との距離感が少し分からないだけ。
だから私は、凪くんを怖いとは思えない。

「凪くんも、掃除しよ!」
「がんばるう〜!」

絶対に掃除なんてしないと思っていたのに、凪くんは一生懸命机を運んでいる。
相変わらず変な人だけど――。

子どもの相手をしていると思えば、案外しっくりくるのかもしれない。
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