−狂兎の檻−
「絶対、ついて来るもん♡」

思わず小さく笑ってしまう。
確かに、狂犬さんなら「見張りだから」と言って、一緒についてきそうだ。

狂犬さんと、凪くんの関係ってほっこりするかも。
そんなことを考えていたら、教室がざわつき始めた。

「やばい〜っ!」

そう言うと、凪くんは私の手を取って、慌てて教室を飛び出そうとする。
そのとき、前から歩いてきたのは狂犬さんだった。
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