−狂兎の檻−
凪くんが一歩前に出て、胸を張って自慢げに言った。

「……デート?」

思わず固まる。
そんな話、聞いてない。

「お前、また勝手に話盛ってるだろ。」

しかし、この二人はとにかく目立つ。
本人たちは気にもせず、いつものように漫才のようなやり取りを繰り広げている。
でも、教室の中からは、そんな二人を見つめる視線が集まっていた。
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