−狂兎の檻−
「凪」
「どうしたのぉ?」
「今日、お前、一回もスマホ見てねえだろ」
「忙しかったのぉ!」

狂犬さんは呆れたようにため息をつきながら、嬉しそうにケーキを頬張る凪くんを見つめている。

「あーっっ!!」

突然、何かを思い出したように凪くんが大きな声を上げた。

「ど、どうしたの!?」
慌ててバッグをあさると、スマホを取り出す。
「あったぁ♡」
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