菜の花の君

出会い

「ーでは、数学を始めます。」
先生の公式の説明とか問題とかのお話があって。

「数学の授業を終わります。」
終わったらすぐに携帯をもってトイレに駆け出す。

「お母さん、今日辛いから休んでいい?」
電話越しにぴーっという謎の効果音が聞こえた。

『どうしたの?まあいいけど。』

「おっけ。じゃあね。」
わたしはカバンをもって学校のドアを勢いよく開ける。
今日はどこへ行こうかな。

駅前のパン屋さんとか?

新宿に新しい公園ができたみたい。

でも…、菜の花畑公園でいいや。

菜の花畑公園へ駆け出した。「ふっ…はあはあ。」
つ、疲れたっ…。
でも菜の花畑公園に着いた!
見渡す限り…
菜の花!菜の花!菜の花だらけ!
まあ、名前に"菜の花"って着いているぐらいだもん。
綺麗だなあ。
菜の花はこんなに輝いているのに、どうしてわたしはこんなんなんだろう、と思わず涙が出てしまう。
「なんで、泣いてんの」
ふぇっ?
後ろから声がして振り向くと、美形な美少年がいて驚く。
「別に、無理しなくてもいいんじゃない」
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