菜の花の君

「ーふわあ」

鳥のチュンチュンという鳴き声がする。

眠いなあ…っ、でも遅刻しちゃうから起きなきゃっ…!

あれから、アラタくんとメールをつなげて、ちょいちょい連絡をしている。

たとえば、駅前に美味しいスイーツがあったよ、とか。
新作の映画、面白かったよ、とか。そんなたわいないお話。

だけど、それがとっても嬉しくて楽しくて、そのために学校も頑張って行けてる。

「お母さん、おはようっ」
「凛、おはよう」

お母さんと朝の挨拶を交わして、朝ごはんを食べる。

んんっ、美味しいっ…!

ごっくんと喉を詰まらせないようにご飯を食べて、着替えて歯磨きをして学校に行く準備をする。

「いってきます。」

今日も無視されても頑張ろう!と気合いを入れた。
校門をじっと見上げる。
ああ、今日もいじめられるのかあ、と諦め状態。
ううん、頑張るだ。
わたしにはアラタくんという友達がいるんだから!
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