菜の花の君

特別

「ふぅ…」

終わった…。

みんなアラタくんに話しかけようとするも、失敗していてうなだれている。

「凛。一緒に帰ろう」

「あ、うん、いいよ」

と返信する。

「アラタくーん!一緒に帰ろっ」

「えー!ずるっ、わたしも!!」

「アラタくん!!わたしも!!」 

みんなアラタくんに話しかけてる…あはは。すごいな。

わたしもこんな人気ものになりたかったよ。

羨ましい。

「……」

アラタくんは無言でこちらを見ていた。
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