四神と都の剣
葉月は低い声で嵐猫に言う。嵐猫は「すまないな」とため息を吐いた後、バスの中で騒ぐ妖怪にお雪と共に注意をしていく。
(怪異ってどんなものなんだろう。私に戦える相手なのかな。でも、みんながいれば大丈夫だよね)
沙月の中に不安や緊張がないと言えば嘘になる。しかし、隣にいる葉月や妖怪たちの姿を見ていると、沙月の心は凪いでいくのだ。
『次は〜、骸喰山前〜。骸喰山前です』
アナウンスが響いた。沙月はすぐに降車ボタンを押す。バスはゆっくりとバス停に向かった。
バスを降りてすぐ、沙月は異変に気付いた。目の前には何の変哲もなさそうな山がある。しかし、その山から嫌な雰囲気が流れてきているのだ。
「これ、すごく嫌な感じするね……」
沙月の言葉に葉月が「だろ?」と頷いた。バスの中で騒いでいた妖怪たちは、みんな黙り込んでしまっている。朧が体を震わせた。
「沙月……葉月……ここ、本当に行くの?」
「悪いけど僕はパスさせてもらうよ。こんな不気味なところ、絶対に入りたくないね」
キングはそう言い、どこかへ行ってしまう。他の妖怪たちも口には出さないものの、乗り気ではないようだ。沙月は山を見上げる。
(人間の私たちでさえ気持ち悪いんだから、妖怪たちも気持ち悪くなっちゃうよね)
(怪異ってどんなものなんだろう。私に戦える相手なのかな。でも、みんながいれば大丈夫だよね)
沙月の中に不安や緊張がないと言えば嘘になる。しかし、隣にいる葉月や妖怪たちの姿を見ていると、沙月の心は凪いでいくのだ。
『次は〜、骸喰山前〜。骸喰山前です』
アナウンスが響いた。沙月はすぐに降車ボタンを押す。バスはゆっくりとバス停に向かった。
バスを降りてすぐ、沙月は異変に気付いた。目の前には何の変哲もなさそうな山がある。しかし、その山から嫌な雰囲気が流れてきているのだ。
「これ、すごく嫌な感じするね……」
沙月の言葉に葉月が「だろ?」と頷いた。バスの中で騒いでいた妖怪たちは、みんな黙り込んでしまっている。朧が体を震わせた。
「沙月……葉月……ここ、本当に行くの?」
「悪いけど僕はパスさせてもらうよ。こんな不気味なところ、絶対に入りたくないね」
キングはそう言い、どこかへ行ってしまう。他の妖怪たちも口には出さないものの、乗り気ではないようだ。沙月は山を見上げる。
(人間の私たちでさえ気持ち悪いんだから、妖怪たちも気持ち悪くなっちゃうよね)