四神と都の剣
これほど怪異の数が多いと、二人よりも四人の方がいい。朱雀は扇子を握り締める。葉月がスサノオを睨み付けた。

「おい。お前の用事って、朱雀の仲間を連れてきただけか?」

「違うよ〜。これを姉上から借りに行ってたんだ!」

スサノオがそう言って葉月に渡したのは、草薙の剣だった。日本神話にも登場し、かつてスサノオがヤマタノオロチを倒した際に手に入れた剣である。

「うわ!何それ!かっこいい剣!」

白虎が目を輝かせる。それを目にした朱雀が苦笑すると、耳飾りを通して麒麟の声が響いた。

『青龍、朱雀、白虎、玄武。油断はするなよ。その怪異たちは、お前たちが今まで戦った怪異よりも知性を持っている』

「麒麟様。わかっていますよ!」

怪異を倒し、この山に平和をもたらす。朱雀たちは怪異に向かって一斉に走り出した。










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