四神と都の剣
「で・も!!一つ忠告!!もし、これから行く家の女の子に惚れたら許さないよ!!暴風雨を起こして飛ばしちゃうからね!!」

「は、はぁ……」

朱雀と玄武は曖昧に頷くことしかできない。麒麟が愉快そうに肩を揺らしながら言った。

「二人とも、気を付けて行って来い」

「麒麟様、青龍、白虎、行ってきます!」

朱雀と玄武が手を振る。目の前が真っ白な光に包まれ、宙にふわりと浮く感覚がした。



風が頰を撫でていく。朱雀が目を開けると、目の前には立派な社が建っていた。玄武が「立派な神社だね」と言う。朱雀も頷いた。しかし、朱雀も玄武もこの社がただな社ではないことにすぐに気付いた。

「人じゃない気配……。これは、妖怪ですか?」

「すごい数だ。この神社、妖怪に愛されてるのかな?」

朱雀と玄武の言葉に対し、スサノオは「やっぱりわかっちゃうよね〜」と言いながら歩いていく。朱雀と玄武も続いた。今のところ、怪異の気配は全く感じられない。
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