四神と都の剣
少年は少女を自身の背後に隠した後、警戒した目を朱雀と玄武に向ける。この少年も朱雀たちが見えているようだ。

「そいつらからお前と同じ匂いがする。この二人も神か」

少年の言葉に、スサノオは頷く。そして、朱雀と玄武を手で示した。この場の空気に緊張が走る。

「紹介するよ。フォルスティアの神様、朱雀くんと玄武くんだ」

「朱雀です。よろしくお願いします」

「玄武です。よろしくね」

朱雀と玄武は自己紹介をした。少女が「フォルスティア?」と首を傾げる。この世界には当然ない国の名前だ。スサノオが嬉しそうに言う。

「実はね、フォルスティアは異世界なんだ。二人は今、異世界の神と会っているんだよ」

「えっ!?」

少女と少年は驚く。玄武が言った。

「実は、僕たちの世界を脅かしている怪異と呼ばれる存在がこの世界に迷い込んでいるんだ。その怪異を倒すため、僕たちはこっちの世界に来た」

「沙月ちゃんの家で二人を泊まらせるから、よろしくね〜!」

スサノオがウインクをする。少年が「はぁ!?」と大声を出し、少女は混乱している様子だった。それを見て、朱雀はため息を吐きたくなる。

(スーさん、二人に何も説明してなかったのか……)

こうして、朱雀と玄武の長い怪異索敵が始まった。
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