王女エメリーネに悪女は似合わない~軍人公爵の盲愛に囚われて
今度はぎゅっと身体を抱き寄せた。その力強さに、エメリーネの心が一瞬高鳴ったものの、彼の軍服からほのかに漂う革と土の匂いが、現実へと引き戻す。
「王女様が踊りたくない相手とは誰だ? 助けてやる」
エメリーネは驚き、ぱちぱちと目を瞬いた。
「あなたが?」
「ああ。王女様が言ったんだろ? 愚かな者を演じれば、周囲が勝手に動くと。俺も愚か者を演じてみようかと思ったのだよ。どうする? 俺の話に乗るか、乗らないか。どっちだ?」
その真剣な眼差しに、エメリーネの心臓がドキリと跳ねた。赤褐色の瞳はまるで燃える炎のようにエメリーネの心を捕らえ、視線をそらすことができない。
「わかりました。あなたの話に乗ります」
エメリーネが動くたびに、ティアラの紅玉がシャンデリアの光を反射させ、眩しくきらめく。
「それで、相手は誰だ?」
「王女様が踊りたくない相手とは誰だ? 助けてやる」
エメリーネは驚き、ぱちぱちと目を瞬いた。
「あなたが?」
「ああ。王女様が言ったんだろ? 愚かな者を演じれば、周囲が勝手に動くと。俺も愚か者を演じてみようかと思ったのだよ。どうする? 俺の話に乗るか、乗らないか。どっちだ?」
その真剣な眼差しに、エメリーネの心臓がドキリと跳ねた。赤褐色の瞳はまるで燃える炎のようにエメリーネの心を捕らえ、視線をそらすことができない。
「わかりました。あなたの話に乗ります」
エメリーネが動くたびに、ティアラの紅玉がシャンデリアの光を反射させ、眩しくきらめく。
「それで、相手は誰だ?」