王女エメリーネに悪女は似合わない~軍人公爵の盲愛に囚われて
ヨハン・オウネルはシーラの婚約者であり、オウネル侯爵家の次男だ。結婚後は、ラモン伯爵家へ婿養子として迎えられる予定となっている。
ラモン伯爵にはシーラを含めて三人の子どもがいるが、全員が娘であった。
この国では王位継承権は性別を問わずに与えられるが、爵位は男性のみが継ぐと定められている。だから息子のいないラモン伯爵家では娘婿に爵位を継がせるか、あるいは養子を迎えてその者に継がせるしかない。
「オウネル侯爵家では、宰相閣下から援助を受けていたようで……」
それをシーラはあのパーティーの場で、こっそりと打ち明けられたようだ。
だが、エメリーネの中で点と点が繋がったような気がした。
間接的に、シーラもアルマスの魔の手に囚われていたのだ。
「返済時期は五年後だったというのに、ここにきて急に返せと言われたようで」
「それは……金銭的な援助ということでいいのかしら?」
シーラは小さく頷いた。
ラモン伯爵にはシーラを含めて三人の子どもがいるが、全員が娘であった。
この国では王位継承権は性別を問わずに与えられるが、爵位は男性のみが継ぐと定められている。だから息子のいないラモン伯爵家では娘婿に爵位を継がせるか、あるいは養子を迎えてその者に継がせるしかない。
「オウネル侯爵家では、宰相閣下から援助を受けていたようで……」
それをシーラはあのパーティーの場で、こっそりと打ち明けられたようだ。
だが、エメリーネの中で点と点が繋がったような気がした。
間接的に、シーラもアルマスの魔の手に囚われていたのだ。
「返済時期は五年後だったというのに、ここにきて急に返せと言われたようで」
「それは……金銭的な援助ということでいいのかしら?」
シーラは小さく頷いた。