王女エメリーネに悪女は似合わない~軍人公爵の盲愛に囚われて
「やはりわたくしたち、気が合うのではありませんか? わたくしはアルマスとの結婚は拒否したい。ベルジュ公爵はアルマスが嫌い」
「そうかもしれないな。だが、この話はもう終わりだ――」
ドンドンドンドンと、激しく扉を叩かれた。
「エメリーネ王女。こちらにいらっしゃいますか?」
扉の向こう側から聞こえてきたのは、聞きたくもないアルマスの声だった。
その低く、粘りつくような声に、エメリーネの背筋に冷たいものが走った。オディロンと視線を交わし、唇を固く結ぶ。
部屋の空気が、まるで凍りついたように重くなった。
「そうかもしれないな。だが、この話はもう終わりだ――」
ドンドンドンドンと、激しく扉を叩かれた。
「エメリーネ王女。こちらにいらっしゃいますか?」
扉の向こう側から聞こえてきたのは、聞きたくもないアルマスの声だった。
その低く、粘りつくような声に、エメリーネの背筋に冷たいものが走った。オディロンと視線を交わし、唇を固く結ぶ。
部屋の空気が、まるで凍りついたように重くなった。