魔女の受難と天使の試練・監視という奇妙な同居生活からはじまる愛
<徴(しるし)、その後>
ポト・ポト・・・・規則正しく点滴が落ちていく様は、メトロノームのようだ。
ニンゲン界の病院の個室。
窓側のベッドに、荒木沙羅が眠っていた。
グルシアは目をつぶり、ベッド脇でその手をしっかりにぎっていた。
「グルシア?変わろうか?」
肩を軽く叩かれて、グルシアは薄く目を開け、声がするほうを見上げた。
サリエルが立っていた。
「アレクサンドラの魂が見つからない。まだ引き寄せられない」
グルシアはうめくように
「低体温症になったが、処置が早かったから、体の方は問題ないのだ。
だが、魂が魔界とニンゲン界の間に、落ちたのかもしれない。見つからないんだ」
「君の徴(しるし)がついたのなら、手繰り寄せるだろう?」
「ああ、でも<仮>だから、弱かったのかもしれない」
ポト・ポト・・・・規則正しく点滴が落ちていく様は、メトロノームのようだ。
ニンゲン界の病院の個室。
窓側のベッドに、荒木沙羅が眠っていた。
グルシアは目をつぶり、ベッド脇でその手をしっかりにぎっていた。
「グルシア?変わろうか?」
肩を軽く叩かれて、グルシアは薄く目を開け、声がするほうを見上げた。
サリエルが立っていた。
「アレクサンドラの魂が見つからない。まだ引き寄せられない」
グルシアはうめくように
「低体温症になったが、処置が早かったから、体の方は問題ないのだ。
だが、魂が魔界とニンゲン界の間に、落ちたのかもしれない。見つからないんだ」
「君の徴(しるし)がついたのなら、手繰り寄せるだろう?」
「ああ、でも<仮>だから、弱かったのかもしれない」