同居人がめんどくさい
いくら、これから同居生活をするとはいえ、こんな得体の知れない人物を家に1人放っておいてもいいのだろうか。

亜紀さんが一体何の用事で出て行ったのかはわからない。

いつ帰ってくるんだろう...

少しの間、呆然とそこに立ち尽くしていた。

「どうしよう。」

ぼやいてみるけれど、どうすればいいかなんてわからない。

とりあえず、誰かが帰ってくるまで待つしかない。

再びリビングに戻り、ふかふかのソファに身を預ける。

空は段々と暗くなり、夜が近づいているのが分かる。

静かな空間に、時計が時間を刻む音だけが鳴り響いている。

何をしていいものかもわからない。

どうしよう。どうしよう...


「ん...。」

考え込んでいるうちに眠りこけてしまったようだ。

いつのまにか、ソファに倒れ込むように眠っている。

ソファがふかふかで気持ちがいい。

眠い目を擦りながら、体を起こす。

眠る時は暗くなりかけてた部屋も、カーテンが閉められ、灯りがともっている。

明るい室内の端の方から、何やらいい匂いがする。

誰かが夕食を作っているみたい。

< 26 / 45 >

この作品をシェア

pagetop