最下位特待生は、学園トップ4の家庭教師になりまして。
勢いよく肩をつかまれて、思わず飛び上がる。

振り返ると、クラスメイトの倉崎美咲さんが目をまん丸にしていた。

「あっ、朝比奈さん!」

「は、はい?」

「今の何?!!?」

「い、今の....?」

「九条くんだよ九条くん!!」

「九条くん?」

「九条湊くん!!!」

あ、いや、誰のことかは分かってるんだけど.....

「普通に話してたよね!?」

「えっと……はい」

「しかも頭ぽんってされてた!」

「あれ、ぽんだったのかな……」

私としては「軽くはたかれた」認識なんだけど。

「しかも九条くんから話しかけてたよ!?」

「そう.....ですね」

「『そうですね』じゃなーいっ!!」

美咲ちゃんが何故か頭を抱える。

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