最下位特待生は、学園トップ4の家庭教師になりまして。
……なんだろう。

まだ五分も話してないのに、

ものすごくこの人のペースに呑まれてる気がする。

「今日の放課後はよろしくね、紡ちゃん!」

「へっ、は、はい!」

「そうだ! このあとさ――」

白石くんが楽しそうに話しかけてくれる。

その笑顔につられて、私も少しだけ肩の力が抜けた。

……やっぱり明るい人だなぁ。

でも―――。

「ねぇ、あれって白石くんじゃない?」

「隣にいるの朝比奈さんだよね?」

「トップ4とまた話してる!」

「昨日は九条くんだったよね?」

「今日は白石くん!?」

あちこちからひそひそ声が聞こえてくる。

ゔ……っ。

やっぱり目立ってる。

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