春のその先で、君と。
今日は、いろんなことに気を張りすぎていたのかもしれない。
家に帰ってベッドに横になると、急に眠気が襲ってきた。
「……疲れた」
そう呟いたところまでは覚えている。
気づけば、そのまま眠ってしまっていた。
そして、今日の夢は。
なんだか、りのんがずっと出てきた。
遊園地ではしゃいでいるりのん。
パンケーキを嬉しそうに食べるりのん。
観覧車の中で、照れながら俺を見るりのん。
今日一日で見た顔が、次々と夢に出てくる。
「湊くん」
夢の中のりのんが、俺の名前を呼ぶ。
「ん?」
振り向くと、りのんが笑っていた。
「大好きだよ」
「……っ」
夢なのに、胸がいっぱいになる。