春のその先で、君と。



観覧車で渡そうと思っていたプレゼントは、公園で渡した。


小さな箱を開けたときの、りのんの嬉しそうな顔。


ブレスレットをつけてあげると、手首を見ながら何度も笑っていた。


すごく似合っていた。


すごく綺麗だった。


今日は、鈴野の協力もあったけど、自分で考えて計画した。


りのんが喜んでくれるか、ずっと不安だった。


でも、今日一日で俺が知らなかったりのんの顔をたくさん見ることができた。


遊園地ではしゃぐ顔。


パンケーキを食べて嬉しそうに笑う顔。


恥ずかしそうに俺を見る顔。


どれも全部、愛おしかった。



「……三ヶ月か」



まだ三ヶ月。


でも、これからもっと長い時間を一緒に過ごしたい。


今日見つけた新しいりのんも、これから出会うまだ知らないりのんも。


全部、俺だけが知っていけたらいいなと思った。


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