春のその先で、君と。
次に向かったのは、遊園地。
りのんがあまり遊園地に行ったことがないっていうのは、鈴野から聞いていた。
だから、今日はここに連れてきたいと思っていた。
そして、遊園地を見た瞬間。
「わぁ……! 素敵!」
りのんが目を輝かせて、子どもみたいにはしゃぎ始めた。
「りのん、はしゃぎすぎ」
そう言いながらも、俺は笑っていた。
こんなりのん、知らなかった。
嬉しそうに笑って、次は何に乗ろうって目を輝かせて。
そんな姿を見ていると、なんだか守ってあげたくなるような気持ちになった。
子どもっぽくはしゃぐりのんが、すごく愛おしかった。
たくさんのアトラクションに乗って、気づけば空は暗くなっていた。