春のその先で、君と。



次に向かったのは、遊園地。


りのんがあまり遊園地に行ったことがないっていうのは、鈴野から聞いていた。


だから、今日はここに連れてきたいと思っていた。


そして、遊園地を見た瞬間。



「わぁ……! 素敵!」



りのんが目を輝かせて、子どもみたいにはしゃぎ始めた。



「りのん、はしゃぎすぎ」



そう言いながらも、俺は笑っていた。


こんなりのん、知らなかった。


嬉しそうに笑って、次は何に乗ろうって目を輝かせて。


そんな姿を見ていると、なんだか守ってあげたくなるような気持ちになった。


子どもっぽくはしゃぐりのんが、すごく愛おしかった。


たくさんのアトラクションに乗って、気づけば空は暗くなっていた。


< 97 / 136 >

この作品をシェア

pagetop