春のその先で、君と。
最後に向かったのは、観覧車。
正直、すごく緊張した。
二人きりになった途端、さっきまでの楽しさとは違う緊張が押し寄せてきた。
三ヶ月間のことを話して、一番上に近づいて。
「これからもよろしくね。大好きだよ」
そう伝えた。
りのんも笑ってくれた。
その瞬間、自然と距離が近づいていた。
キスをするつもりなんて、なかった。
ゆっくり、少しずつ距離を深めていきたいと思っていたから。
でも、あの空気に圧倒されてしまって。
気づいたときには、りのんと唇を重ねていた。
離れたあと、少しだけ後悔した。
早すぎたかなって。
りのんはどう思ったんだろうって。
でも、りのんが笑ってくれたから。
それだけで、少し安心した。