最強小悪魔女王様!

EP1 無気力女王様

ふぁぁ。ね、眠いっ。眠すぎる。ええと、私の名前は……冷泉獲奈って言いまーす。

はぁ、あとちょっとで眠りにつくし……別に学校のテストなんか簡単すぎて怖いし……。

サボっても怒られないし。


ちょっとくらいさー、寝ちゃっても良いよね。

なんでサボっても怒られないかって?

ふふっ、それはね。

私の家がお金持ちらしくて、学校にいっぱい寄付してるんだって。(お屋敷には住んでないんだけどね)


先生も、私の問題行動は大体見逃してくれるんだ!

ずるっ!って思った人もいるかもだけど、私的には、お金持ちって、良いこともあるけど悪いことの方が多いって感じてて。

そりゃあ、欲しいものはなんでももらえる生活はすっごくラッキーだよ。

でも、お手伝いさん達やお父様お母様の過保護度が過ぎててさ、疲れるんだ。


友達の家に遊びに行ったことも、無いんだよねぇ。まあ、お父様とお母様が仲良い家族のお家には、何回か遊びに行ったんだけど。


公園とかに行こうとしても、「公園など、人が多い場所に行っては、お嬢様に危険が及びます。絶対に行かないでください」ってお手伝いさんに度々念を押される。

楽しいっちゃ楽しいけど、つまらない。それが私の日常。


「はーい、冷泉さん。この問題の答えは?」

うっ。授業なんて全然聞いてないから、先生にもあんまりさされないと思っていたハズが。

「ページ106の問2です」

ご親切に先生が教えてくれた。

私はぱらりとページをめくる。


あははっ、こんなのかんたん。秒で解けるに決まってんじゃん。もっと難しい問題出してよ……。

話しすぎて眠いよ。


私は、やっぱり授業ってつまらないと思いながらむにゃむにゃ答えを述べた。

「正解です」

あ。正解したみたーい。


ちょっと気が抜けて、深い眠りへとついた。
< 1 / 4 >

この作品をシェア

pagetop