I want to spend the rest of my life with you
びくりと肇の肩が跳ねた。体育館のステージにブルーシートで覆われた何かがある。それに男性が縋り付いて泣いていた。肇の近くにいた人たちがヒソヒソと話す。
「可哀想に。新婚さんだったのに、奥さんが津波で流されて……」
肇の体に寒気が走った。香織がもうこの世界にいないかもしれない。手が震えていく。
「香織!!」
街を、肇は走った。足が疲れても、脇腹が痛みを訴えても、喉がカラカラに渇いても、走り続けた。胸の中は恐怖でいっぱいだった。
「香織……香織……」
瓦礫に躓き、肇は転んでしまう。肇は瓦礫の山を見て、思う。
(もし、香織が瓦礫の下に閉じ込められていたら……)
肇は瓦礫を持ち、一つひとつどかしていく。手を切ったのか、いつの間にか手のひらが血まみれになっていた。それでも、手を止めることはできない。
「香織……香織……」
ただ、名前を呼ぶ。その時だった。
「肇くん!!」
大きな声と共に、抱き締められる。肇の目が見開かれた。ずっと探し続けていた香織だった。
「可哀想に。新婚さんだったのに、奥さんが津波で流されて……」
肇の体に寒気が走った。香織がもうこの世界にいないかもしれない。手が震えていく。
「香織!!」
街を、肇は走った。足が疲れても、脇腹が痛みを訴えても、喉がカラカラに渇いても、走り続けた。胸の中は恐怖でいっぱいだった。
「香織……香織……」
瓦礫に躓き、肇は転んでしまう。肇は瓦礫の山を見て、思う。
(もし、香織が瓦礫の下に閉じ込められていたら……)
肇は瓦礫を持ち、一つひとつどかしていく。手を切ったのか、いつの間にか手のひらが血まみれになっていた。それでも、手を止めることはできない。
「香織……香織……」
ただ、名前を呼ぶ。その時だった。
「肇くん!!」
大きな声と共に、抱き締められる。肇の目が見開かれた。ずっと探し続けていた香織だった。