愛しいひと――く ち な し身代わりの恋(番外編)
「この目と同じにしてください」


 二重の幅も変えたし、目頭を切り開いて、更に大きく見えるようにしてもらった。

 顔だけじゃない。

 術後の目の腫れが引いたら、パーマをかけていた茶髪も黒のストレートにして、服装も、あの人みたいに質のいい清楚さを追及して大学に行った。

変貌して初めて、サークルに赴いた日。


「うおっ!? アユ!  何か、変わった?!髪?! 服?! メイク?! すげーイメチェン!」


 皆が注目する中、私は、ただ1人を目指してテニスコートに向かった。

 どうでも良さそうに、女の子とプレイするノブの姿を見つける。


「ノブ」
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