愛しいひと――く ち な し身代わりの恋(番外編)
そんな私に転機が訪れたのは大学生になってから。

同じ教育学部の(おさむ)と仲良くなって、ノブとの接点が出来た。


「ノブのやつ、アユの事知らないって言うんだよな。同じ高校だったのに」


理のデリカシーのない言葉に傷ついたけど、それも仕方ないって思った。

大学に入って、メイクが上手くなり、お洒落にも目覚めて、ようやく男子と遊べるようになったのだから。


「アユ、テニスサークルに入らない?」
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