愛しいひと――く ち な し身代わりの恋(番外編)
子供には罪はない。
わかっているのに。
以前のように接することができない。
整備も、営業も。皆がしたがらない仕事を自ら率先してやった。
だから、だんだんと家に帰る時間が遅くなった。
そのうち、オーナーのおじさんが亡くなって、独身だった彼の遺産を引き継ぐ形で店も俺が手掛ける事になった。
アユや蓮と、ほぼ別居の生活が始まる。
俺は、そうやってアユを追い詰めてしまった。
アユは、軽いノイローゼになっていた。