嫌われ者、No.1目指して努力中!
「連れてきたぞ」

そう言われると、ドシッとソファに投げられる。

「わっ!」

ソファが柔らかくてよかった…。

「もー瑠唯ったら…
女の子は丁重に扱わないとだーめっ」

ドシッと思いっきり速水さんの背中に蹴りを入れる東雲さん。

「ったぁっ!」

い、痛そうっ…!

すると机の方から一条さんの声がする

「瑠唯が適当に呼んで悪かったな。
実はお前に言いたいことがあったんだ。」

「言いたいこと?」

起き上がりながら聞き返すと、「あぁ」と返される

「生徒会に入らないか?」

「…へっ?」

生徒会…?

「なんでっ!?」

…あっ

またタメ口使っちゃった…っ

「ハハッ
そう。お前のこの前の宣言を買って、証明してもらおうと思ってな。
どうだ?」

「…私は…」

周りの生徒会メンバーを見渡す。

フッと上品に笑っている一条さん

ニコッと爽やかな笑みを浮かべる瀬戸さん

可愛らしく笑う東雲さん

ニヤッと意地悪そうだけど、楽しそうに笑う速水さん

…迎え入れてくれるって事でいいのかな?

「皆さんがいいなら…是非っ…!」

「決まりだな。」

「じゃっ、今日からよろしくね
結音ちゃんっ♪」

ゆ、結音ちゃんっ…!

速水さんの時もそうだったけど、名前呼ばれたの本当に久しぶりっ…!

思わずほろっ…と涙を流す

「おい。
お前ほんとに大丈夫かよ」

軽く頭をコツン と叩かれる

「大丈夫っ!」

正直、怖い事が無いわけじゃない。

でも、

「それに、こんな事でへこたれてたら、No.1なんて無理でしょ?」

そう笑って見せたら、速水さんは呆気を取られたような顔をしてそしてすぐ

「…だな」

と笑ってくれた。

速水さん、凄く親しみやすくなったなぁ…。

そう考えてると、目をパチクリとさせた東雲さん達の顔があった。

「瑠唯がこんなに誰かと話してるの、初めて見た…
君、何者?」

「へっ?」

そ、そうなの…?

「…ま、仲直りしていたなら何よりだ。」

「…そう、だね。」

…瀬戸さん?

少し瀬戸さんが暗い顔をしていたように見えたのは、気のせいかな?

「まぁ、これをして置くか。」

「?」

すると、一条さんがトントンっ…と私の前へ歩いてくる。

「改めて、如月結音。
俺たちはお前を
─生徒会庶務に迎え入れる。」

「よろしくお願いしますっ…!」

私は一条さんに差し出された手を受け取り、2度目の固い握手を交わした。



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