嫌われ者、No.1目指して努力中!

新しい知り合い

──翌日

登校した時から、主に女子生徒達からヒソヒソ…と噂話を受けていた。

…理由は分かってる。

生徒会に呼ばれたことが凄く悪目立ちしたってことっ…!

生徒会メンバーの人達は、改めて考えても凄く雲の上の存在。

私みたいな異物が、そんな人達に関わってるのが許せないんだろうけど…

こんなに広まってるとは思わなかった…。

いや、こんな事でへこたれないの私!

No.1を目指す者として、精一杯頑張るんだからっ…!

私は決意を更に固めた。


「今日も、前回と同じグループで発表原稿などをまとめてください。
始め」

前回と同じ…って、速水さんか。

「あの、速水さ…」

「はーやーみっ
俺とくもーぜっ!
つーか、前回休んでたから教えてー」

そう言って速水さんと机をくっつけた柏木さん(らしき人物)

ど、どうしようっ…!

とてつもなく入りずらくなってしまったっ…!

「いいけどあと…
…あ、おい結音。」

ヒャッ!

「お前俺とだろ。
早く来いよ」

は、早く来いよって言ったってっ…!

柏木さん、凄く気まずそうな顔してるけどっ…!?

「待ってもしかしてオレお邪魔だった?」

「そんなことはっ…!」

「邪魔ではねーけど…
とりあえずお前、発表な。」

「はいはーいっ」

「ほら結音、やるぞ」

「うん…?」

3人で進めていくと、

「ねぇここどうしたらいい?」

すると速水さんは目も合わせずに

「結音に聞け」

ま、丸投げっ…!?

「…ここは、まとめた所の分析をできるだけ簡潔に書いて…
…こんな感じに。
あと、ここには資料を挟むといいかもです」

「おー! ありがと、如月さんっ」

「お気になさらずっ」

その後も問題なく進み…

「終わったーっ!」

残り時間を半分以上残して、私たちの班は課題が終了した。

柏木さんの作った発表原稿を読んで、速水さんが言う

「お前にしては、よくやった」

「な。俺もそう思う。
ありがとね、如月さんっ」

「私は何もしてませんから。
柏木さんの実力ですよ」

「そっか…。
…如月さんって、想像と真逆だね。
なんか、大人しめって言うか…」

「そうですか?」

「うん。
あの全校集会の時は凄くイキイキした感じだけど、今は本当にThe女の子って感じ。」

The女の子って…元々女の子なんだけど…。

「人間関係的なのは得意じゃないんです。
でも色々覚悟を決めてやると、口から勝手に飛び出すって言うか…。」

「へ〜っ
ていうか、さっきからなんで敬語?」

「へっ?」

「速水にはタメ口ならオレもいいよね?」

ぐいっと顔を近づけられる。

「柏木さんがいい…なら、」

「柏木さんじゃなくて、理久って呼んでよ」

「り、理久…さん?」

「りーく」

「り、理久…。」

「上出来っ
じゃ、俺は結音って呼ぶね♪」

上出来って…ていうか、人の事呼び捨てにしたのいつ以来だろ…

なんか、嬉しいかも?

「…じゃあ俺は瑠唯で。」

「えっ!」

は、速水さんまでっ…!?

「る、瑠唯…?」

「「…。」」

な、なんで黙るのっ…!

「…結音ってさ、今までほんっとうに嫌われ者だった訳?」

「え?うん?」

不思議な沈黙のまま、その時間は終わった
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