🌸さくらのねがい🌸


「海斗優しいね。」


「うん」


「かっこいいし?」


「そうなんだよね・・・」




海斗は高身長で、顔も整っていて、運動神経も良くて。
愛想もいいし、モテない訳がない。

ただの幼馴染という関係だけで一緒にいる私のことを良く思っていない人も多いと思う。




「高校でも相変わらずモテてるね。」


「ねー。」


「っていうかさぁ。咲桜ちゃんってやっぱり海斗のこと好きでしょ?」


「はい?」


「アハハ、動揺してる~」


「ぜーんぜん好きじゃない!」


「素直になりな」


「うるさい……」


「顔真っ赤だし!」


「もう!!!」




中学生の頃から一緒にいるサラちゃんに彼のことが好きということは
隠していたつもりでも隠せていないみたいだった。





私は気づいた時から彼のことが好き。
でも海斗は私の姉、咲希ちゃんのことが好きだから。
物心ついた時からずっと片想い。



「好きなんだけどね私は死ぬまで好きってことを隠すつもりなの」



そう言った私にサラちゃんは特に問いかける事もなく
「そっか。」と優しく微笑んでくれた。


「元気かなあ。」



空に向かってつぶやいた。




「大丈夫、元気だよ。」ってサラちゃんは私の手を握った。


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