🌸さくらのねがい🌸
Side 海斗
「海斗と室井、友達なん?」
「うん、幼稚園から小4まで一緒によく遊んでた。」
「海斗ー、久しぶりー。まだ咲桜と一緒にいたんだ。」
「おーう。」
昨日の金髪の男がまさか慎だとは思わなかった。
あの時よりも背がかなり伸びていてよく見ると細いのに筋肉質。
「室井、俺、黒木蒼太。海斗の友達、よろしくー。」と慎に自己紹介をしていた。
「つーか、室井と宮下さんできてんの?」と蒼太が言う。
「できてない、できてない。できてんのは海斗でしょ?」
「え?そうなの?」
「いや、付き合ってないよ。」
「え?」
「え?」
咲桜に好きと言えたらいいのに、
今の関係が壊れたらもう傍で守ることさえ、支えることすらできなくなってしまう。
「俺、タカちゃん、あ、丸山先生からそう聞いたんだけど。」
「え?先生なんか勘違いしてる?」
「なんだー。俺、頑張るけどいい?」
そう真剣な顔をしていう。
「え、そういう感じ?室井も?」と驚いている蒼太。
昔から慎は咲桜のことが好きで、でも咲希のことが好きだと言い。
咲桜にはちょっかいをかけ、意地悪し、気を引いてよく泣かせていた。