ケンカ最強の女総長は溺愛される。

天馬の嫉妬

「…うーん」

うんっと背伸びをして、帰る支度をした。

やっ、やっと学校終わった…!

今日は一段と何故か疲れた…っ。

「光莉。俺教室とかわかんないから教えてくれない?」

「そっ、そっか…。いいよ」

今日、verseの集会があるんだけど…。

まあいいや。天馬に伝えておこう。

「それじゃ、行こっか!」

ーガラガラっ

ドアを開いた。

「そういえば陸くんはどこに住んでたの?」

「アメリカ」

帰国子女なんだ…。

やけにスキンシップが多いなと思ったら…。

「はい、ここが理科室でね」

「ここが家庭科しー」

「光莉ってさ、無防備だよね。」

へっ?

陸くんがドンっと壁に手をついた。

いわゆる壁ドンというやつだ。

だんだんと顔が近づいてくる。

へっ…、わたし、何されるの…?

ーちゅっ。

甘いリップ音が廊下に響いた。

う、嘘っ、わたし、陸くんにキスされちゃったの…?

「光莉、俺ー」

「…なにしてる」

陸くんの声を遮って、とても不機嫌な声がきこえた。

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