ファンとアンチから溺愛されてます ~みんなが主人公シリーズ~
とりあえず蓮花を追い返そうとしたけど、
ビクともしなかった。

そこで、
果物ナイフを持ってきて、
ももちの首につきつけた。

「帰って。」

「……殺せるわけないじゃん。
あんたがすもものことを。」

にやりとしながら言い放った。

……信じられないなら仕方ない。

私は、ナイフを首に少し食い込ませた。
赤い血が首からしたたり落ちた。

痛いね、ごめん、ももち。

心をこめて、傷口にそっとキスをした。

傷口を舐めて消毒も完了。

れんげを見ると、
心底憎たらしいというような目で
私を睨み付けていた。

「……すももは渡さないから」

そんな捨て台詞を残して
れんげは帰っていったのだった。
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