冷徹なエリート社長はセフレな私を一途に愛して孕ませたい


「恭司さん、ダメですってば……!」

 懸命に抗議をしたのだが……。

「なんだ? 気を紛らわせてくれないのか?」

「ですから、操縦席に聞かれちゃうのが……」

「お互いに責任をとることになって夫婦になるんだ。聞かれたところで困らない。仲が良いとしか思われないさ」

「私は……聞かれた困るんです! 恥ずかしいんですからっ!」

 ふと、恭司の顔を見る。
 縋るような視線をこちらに向けてこられていた。

「そうか、あんたが俺にあまり関心がないってよく分かったよ」

「ううっ……関心がないわけじゃなくて……」

 ものすごくイケメンなので、懇願するような表情の破壊力がすさまじい。

(どうしよう、もうここは覚悟を決めるしかない……!?)

 美桜は頬を真っ赤に染めながら伝えた。

「で、でしたら、ちょっと……だけなら……」

 すると。
 恭司が蕩けるような笑顔を浮かべた。

「そうか。ありがとう」

 滅多に感謝されない相手から感謝されると――胸がきゅうっと疼いた。

「恭司さんは意地悪です」

「仕方ないだろう? お前が可愛いのが悪い」

「か、可愛いっ……」

 美桜が赤面していると、恭司が優しく髪を撫でてきた。
 しばらく見つめ合った後、唇を啄み合う。
 何度か触れるだけのキスをした後、徐々に口づけが深くなっていった。
 小さな唇の中に分厚い舌が捻じ込まれると、しばらく口腔内を犯される。

「美桜……」

「恭司さん……あっ……」

 彼の手が彼女の膝を曲げた両脚の間に侵入してくる。
 
「聞こえたら恥ずかしい……ですっ……」

 運転席とは壁で隔てられているのは分かってはいるものの、もしも聞こえたらと思ったら恥ずかしくて、一生けん命声が漏れないように唇を噛み締めた。

「へえ、聞こえないように我慢してる殊勝なあんたもそそるな」


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