目立ちたくない地味子ちゃんは、冷徹会長に遊ばれて。
「いいの、私は別に大変じゃないし、みんなが助かるなら――」



「よくねえよ!」



 西園寺くんがドン、と激しく机を叩いた。
その大きな音に、私はビクッと肩を震わせる。


「お前は生徒会の書記長だろ。学年2位のその頭、そんな安い雑用のためにあんのか? 自分を安売りすんな」


「安売りなんかしてない……! 私は、こうしてないと……!」 


感情が溢れそうになり、私は唇を強く噛み締めた。
西園寺くんには分からないんだ。完璧で、みんなに望まれてそこにいる彼には。

私がどれだけ怯えながら、この居場所を守ろうとしているのか。
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