目立ちたくない地味子ちゃんは、冷徹会長に遊ばれて。
脳裏に、中学時代の苦い記憶がフラッシュバックする。


『つむぎって、毎日相談ばっかりで本当に病む。迷惑だし重すぎ』


『悲劇のヒロインぶっててウケる。あいつと関わるとネガティブがうつるよね』


仲が良いと信じていた人たちに、本音をすべて晒されて孤立したあの教室。
役に立たない私は、誰にも必要とされない。


自分の話をした瞬間に、また一瞬ですべてを失うんだ。




「……西園寺くんに、私の何が分かるの」



 私の小さな呟きに、西園寺くんがハッとしたように目を見開いた。
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