目立ちたくない地味子ちゃんは、冷徹会長に遊ばれて。
「私は便利屋でもいいの。役に立たなくなったら、私には何も残らないから……!」
叫んだ瞬間、目元が熱くなった。涙を見せたくなくて、私は自分のカバンをひったくるように掴む。
「佐藤、待て――」
呼び止める西園寺くんの声を無視して、私は生徒会室のドアへと走り出した。
相変わらず、本音を言うと涙目になるクセが治らない。
また『重い』って言われる。また嫌われて、この生徒会室という居場所まで失ってしまう。
ガリガリと必死にドアノブを回すけれど、涙で視界が滲んで。
うまく力が、入らない。
叫んだ瞬間、目元が熱くなった。涙を見せたくなくて、私は自分のカバンをひったくるように掴む。
「佐藤、待て――」
呼び止める西園寺くんの声を無視して、私は生徒会室のドアへと走り出した。
相変わらず、本音を言うと涙目になるクセが治らない。
また『重い』って言われる。また嫌われて、この生徒会室という居場所まで失ってしまう。
ガリガリと必死にドアノブを回すけれど、涙で視界が滲んで。
うまく力が、入らない。