目立ちたくない地味子ちゃんは、冷徹会長に遊ばれて。
『生徒会室』
真鍮のプレートが掲げられた扉の前で、私は小さく息を吸い込んだ。
トントン、と決まったリズムでノックをしてから、静かにドアノブを回す。
パタン、と重い木の扉が閉まる。その音は、私と彼の世界が切り替わる合図だ。
鍵がカチャリと閉まる音が響くと同時に、部屋の奥から低い足音が近づいてきた。
「遅い、佐藤。待ちくたびれた」
振り返ると、そこにはネクタイを緩め、ブレザーを脱ぎ捨てた西園寺くん。
教室でのあの氷のような冷徹さはどこへやら、少し気だるげに、でも私を真っ直ぐに見つめる彼の瞳が、至近距離で揺れていた。
真鍮のプレートが掲げられた扉の前で、私は小さく息を吸い込んだ。
トントン、と決まったリズムでノックをしてから、静かにドアノブを回す。
パタン、と重い木の扉が閉まる。その音は、私と彼の世界が切り替わる合図だ。
鍵がカチャリと閉まる音が響くと同時に、部屋の奥から低い足音が近づいてきた。
「遅い、佐藤。待ちくたびれた」
振り返ると、そこにはネクタイを緩め、ブレザーを脱ぎ捨てた西園寺くん。
教室でのあの氷のような冷徹さはどこへやら、少し気だるげに、でも私を真っ直ぐに見つめる彼の瞳が、至近距離で揺れていた。