目立ちたくない地味子ちゃんは、冷徹会長に遊ばれて。
「あ! つむぎ先輩、ずるいです! 僕より先に会長とお茶してる!」 


バタンと勢いよく扉が開くと同時に、賑やかな声が飛び込んできた。

入ってきたのは、副会長を務める1年生の小鳥遊律くんだ。

彼は大きなリュックを揺らしながら、一直線に私の元へと駆け寄ってくる。


「つむぎ先輩、これ僕が数学で100点取った答案です! 褒めてください!」

「わぁ、小鳥遊くんすごいね。頑張ったんだ」


「お前、佐藤にベタベタすんな。バカ犬、席につけ」


隣で西園寺くんの声が急に低くなった。さっきまでの穏やかさが消え、氷のような視線で小鳥遊くんを睨みつけている。
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