きみが光るたび、淡くなる
「UNO」
「・・・ふぇ?」
開始2分。
残りのカードが1枚になったのでそう言うと、月葵が気の抜けた声を漏らした。
「・・・え、待ってほんとに?俺らまだ5枚はあるんだけど」
月葵の言葉に、円になってる5人の手元を見ると、たしかに全員5枚以上は持っている。
「・・・なんでだろうね?」
特別なカードは1枚も持っていなかった。
運がよかったのは、逢が『+2』や『+4』のカードを一枚も出さなかったことだろう。
「うわぁ・・・どうしよ。うーちゃんがあがる。なに出せばいいの⁉」
「はよ出せ冬貴」
「でも!うーちゃんがあがっちゃうじゃん!」
「うるせぇな、お前がはやく出さんと、うるやんがあがるの阻止するにもできんだろ」
「それはそうだけど、」
独りで悩み騒ぎ出した冬貴を容赦なく切り捨て催促する絹。
「うーん、じゃあこれ!」
「・・・はぁ⁉おま、これ俺が被害者な⁉」
なんと、冬貴が出したのは『+4』2枚、青と黄色。
冬貴の次の絹が必然的に被害を受けることになり、信じられないとばかりに冬貴を見つめる。
そして呆然としたまま、ぽつりと零した。
「うるやんがあがるの阻止するならさ・・・違う色でリバース出して、その次の周で『+4』だろ・・・」
・・・たしかに。
テンパった冬貴が少し阿呆でよかった。
「・・・あ、うーん、でも絹ちゃんが次に抜ける可能性低くなったし・・・いっか!」
「いいわけねぇだろ!」
「ほらカリカリしないで8枚とって」
「だる・・・」
本当にだるそうな手つきで、でもしっかり8枚数えて、山札からカードをとる絹。
「次~つっさん」
・・・さっきも気になったけど、こたは月葵のこと『つっさん』って呼ぶんだ。
「はいスキップ」
「馬鹿お前・・・うっさんにまわしてどーすんだよ!」
「さっき冬貴が色変えたし大丈夫だろ」
「・・・あがり」
「・・・ほら言わんこっちゃない」
青から黄色に変わった色。
これが運よく私が持っている黄色の7。
「ありがとね冬貴」
「え・・・え、やらかした?ねぇ、俺やらかしたの?ねぇ絹ちゃん」
「間違いなくお前がやらかしたねぇ!」
一周回ってニコニコと笑いながら冬貴の頭を小突く絹。
「じゃあ自己紹介読んどく。楽しんで」
みんなから少し離れたもう1つのソファーに座った私は5人のゲームを見ながらスマホでチャットを開く。
「・・・ん?」
みんな2、3件なのに、リーダー冬貴からの通知が7件来てる・・・。
面倒な予感がするので、月葵から自己紹介を見ていくことにした。
「・・・ふぇ?」
開始2分。
残りのカードが1枚になったのでそう言うと、月葵が気の抜けた声を漏らした。
「・・・え、待ってほんとに?俺らまだ5枚はあるんだけど」
月葵の言葉に、円になってる5人の手元を見ると、たしかに全員5枚以上は持っている。
「・・・なんでだろうね?」
特別なカードは1枚も持っていなかった。
運がよかったのは、逢が『+2』や『+4』のカードを一枚も出さなかったことだろう。
「うわぁ・・・どうしよ。うーちゃんがあがる。なに出せばいいの⁉」
「はよ出せ冬貴」
「でも!うーちゃんがあがっちゃうじゃん!」
「うるせぇな、お前がはやく出さんと、うるやんがあがるの阻止するにもできんだろ」
「それはそうだけど、」
独りで悩み騒ぎ出した冬貴を容赦なく切り捨て催促する絹。
「うーん、じゃあこれ!」
「・・・はぁ⁉おま、これ俺が被害者な⁉」
なんと、冬貴が出したのは『+4』2枚、青と黄色。
冬貴の次の絹が必然的に被害を受けることになり、信じられないとばかりに冬貴を見つめる。
そして呆然としたまま、ぽつりと零した。
「うるやんがあがるの阻止するならさ・・・違う色でリバース出して、その次の周で『+4』だろ・・・」
・・・たしかに。
テンパった冬貴が少し阿呆でよかった。
「・・・あ、うーん、でも絹ちゃんが次に抜ける可能性低くなったし・・・いっか!」
「いいわけねぇだろ!」
「ほらカリカリしないで8枚とって」
「だる・・・」
本当にだるそうな手つきで、でもしっかり8枚数えて、山札からカードをとる絹。
「次~つっさん」
・・・さっきも気になったけど、こたは月葵のこと『つっさん』って呼ぶんだ。
「はいスキップ」
「馬鹿お前・・・うっさんにまわしてどーすんだよ!」
「さっき冬貴が色変えたし大丈夫だろ」
「・・・あがり」
「・・・ほら言わんこっちゃない」
青から黄色に変わった色。
これが運よく私が持っている黄色の7。
「ありがとね冬貴」
「え・・・え、やらかした?ねぇ、俺やらかしたの?ねぇ絹ちゃん」
「間違いなくお前がやらかしたねぇ!」
一周回ってニコニコと笑いながら冬貴の頭を小突く絹。
「じゃあ自己紹介読んどく。楽しんで」
みんなから少し離れたもう1つのソファーに座った私は5人のゲームを見ながらスマホでチャットを開く。
「・・・ん?」
みんな2、3件なのに、リーダー冬貴からの通知が7件来てる・・・。
面倒な予感がするので、月葵から自己紹介を見ていくことにした。