きみが光るたび、淡くなる
月葵以外からプレゼントを受け取り、お返しといってもなんだが、手帳を取り出す。
その手帳に先程もらったカバーを付けると、冬貴がわざとらしく喜んだ。
「これからの話をしよう」
私がそういって手帳を開き椅子に座ると、5人も同じようにテーブルを囲う。
「まず、5人の役割を決めようと思う」
リーダーをかそういう話ではなく、自己紹介文を読んで私が勝手に考えたものだが。
「まず冬貴。SNS管理を担当してほしい。流行りの踊ってみたとか自己紹介動画とか、なにかしらの企画を立てて、動画を撮って、編集してアップする。できる?」
「編集まで?楽しそう・・・うん、任せてプロデューサー」
冬貴は前もSNS管理を担当していたらしいので、流行りに疎い私よりもずっと適任だと判断した。
「月葵、衣装を担当してみないか?」
「え、俺が?・・・いいの?ものすんごいやりたいんだけど」
「任せた」
デザインに興味があるらしい月葵は衣装担当。
「えー、絹。メンバーに歌の指導をしてほしい。私が曲を作るから、その曲の割り振りとかも考えてもらえると助かる」
「わかった。俺にできること全部やる」
グループ1どころかアイドル1の歌唱力を誇れそうなほど歌が上手い絹は、歌に関すること全てを担当してもらう。
「逢は、音楽の知識があるから、楽曲制作側に回ってもらう。編曲とかできるか?」
「プロじゃないけどある程度はできる」
「じゃあそうしよう。こたは振付を担当してほしい。ダンス&ボーカルだから、絹と話し合って決めてくれ」
「分かった!任せて!」
これで全員に役割が出来た。
しかも、プロデューサー側にも立つから、きっと彼らが思い描く理想のグループに近づくだろう。
「じゃあ今後の話に戻るが。・・・私の目標としては、1年でデビューさせようと思っている。あぁ、もちろんインディーズデビューじゃなくてメジャーデビューだぞ」
「い、一年・・・?」
「あくまでも目標だ。冬貴、SNSで名前を売れさせることも重要になる」
どれだけグループを知ってもらって、楽曲まで聞いてもらえるか。
つまりはデビューまでにいくつかの曲を出す必要もある。
「何曲か作る予定ではある。半年で全員ある程度の歌唱力もダンスの技術も手に入れてるから、少ししたらレコーディングスタジオにも入る」
「レコーディング・・・」
目をキラキラさせて呟くこたの頭を、冬貴が少し笑いながら撫でる。
「うちが経営してるショッピングモールでは優先的に舞台を使うことができる。ズルいと言われるかもしれないが、使える手はすべて使うつもりだ。まずはとにかく固定ファンを付ける。これが第一だ」
はじめてこんなにも、財閥の娘に植われてよかったと感じた。
幼いころから誘拐やらなんやらの事件に巻き込まれてウンザリしていたが、利点もあったか。
その手帳に先程もらったカバーを付けると、冬貴がわざとらしく喜んだ。
「これからの話をしよう」
私がそういって手帳を開き椅子に座ると、5人も同じようにテーブルを囲う。
「まず、5人の役割を決めようと思う」
リーダーをかそういう話ではなく、自己紹介文を読んで私が勝手に考えたものだが。
「まず冬貴。SNS管理を担当してほしい。流行りの踊ってみたとか自己紹介動画とか、なにかしらの企画を立てて、動画を撮って、編集してアップする。できる?」
「編集まで?楽しそう・・・うん、任せてプロデューサー」
冬貴は前もSNS管理を担当していたらしいので、流行りに疎い私よりもずっと適任だと判断した。
「月葵、衣装を担当してみないか?」
「え、俺が?・・・いいの?ものすんごいやりたいんだけど」
「任せた」
デザインに興味があるらしい月葵は衣装担当。
「えー、絹。メンバーに歌の指導をしてほしい。私が曲を作るから、その曲の割り振りとかも考えてもらえると助かる」
「わかった。俺にできること全部やる」
グループ1どころかアイドル1の歌唱力を誇れそうなほど歌が上手い絹は、歌に関すること全てを担当してもらう。
「逢は、音楽の知識があるから、楽曲制作側に回ってもらう。編曲とかできるか?」
「プロじゃないけどある程度はできる」
「じゃあそうしよう。こたは振付を担当してほしい。ダンス&ボーカルだから、絹と話し合って決めてくれ」
「分かった!任せて!」
これで全員に役割が出来た。
しかも、プロデューサー側にも立つから、きっと彼らが思い描く理想のグループに近づくだろう。
「じゃあ今後の話に戻るが。・・・私の目標としては、1年でデビューさせようと思っている。あぁ、もちろんインディーズデビューじゃなくてメジャーデビューだぞ」
「い、一年・・・?」
「あくまでも目標だ。冬貴、SNSで名前を売れさせることも重要になる」
どれだけグループを知ってもらって、楽曲まで聞いてもらえるか。
つまりはデビューまでにいくつかの曲を出す必要もある。
「何曲か作る予定ではある。半年で全員ある程度の歌唱力もダンスの技術も手に入れてるから、少ししたらレコーディングスタジオにも入る」
「レコーディング・・・」
目をキラキラさせて呟くこたの頭を、冬貴が少し笑いながら撫でる。
「うちが経営してるショッピングモールでは優先的に舞台を使うことができる。ズルいと言われるかもしれないが、使える手はすべて使うつもりだ。まずはとにかく固定ファンを付ける。これが第一だ」
はじめてこんなにも、財閥の娘に植われてよかったと感じた。
幼いころから誘拐やらなんやらの事件に巻き込まれてウンザリしていたが、利点もあったか。