きみが光るたび、淡くなる
「雨瑠ちゃん疲れた~」
「月葵、もう一回。『灯った』のところ音外れただろ。自分も気づいてるんだから、潔く戻れ」
「・・・はぁい」
宣言通り、私は仕事中、誰に対しても態度を変えないようにしていた。
出来ているかは他人の評価だから、どうかは分からないけど。
「相変わらず厳しいねぇうーちゃん」
「でも外れてたのは冬貴も気づいてただろ」
「まぁね。・・・でももう10回目か。つっちゃんも集中力切れてきたね」
そうだな・・・段々と上手くはなってきているが、集中力が切れているせいで完ぺきにはなれない。
「これで外したら一回休憩しよう」
月葵の喉も心配になってくるし、確かにつかれたとは思うのでそう声を掛けた。
「ほんと?・・・頑張る」
「あぁ、もう一回な」
やる気を出してくれてよかった。
デビュー5年目、新曲を出すたびにLUXEONは新鮮な反応をしてくれる。
新規ファンも増え続け、ライブも全国ツアーを完走し、メンバーがレギュラーを務める番組もいくつかできた。
国民的アイドルと呼ぶにふさわしい人気と風格。
それに対して驕ることのないメンバーの芯。
我ながら凄いグループが出来てしまったと感じている。
「行きまっす!」
「はい。・・・お願いします」
月葵からの合図が出たので音響さんにお願いし、10回目のレコーディングが始まった。
「・・・うん、いいんじゃないか。完璧だ」
「だよね!今のはいったって思った!」
集中力が切れていると思われたが、月葵の歌は完璧と呼べるものだった。
「次、絹」
「はーい」
「え、もう少し反応してくれてもいいのに・・・」
「月葵は休憩してこい」
月葵が終わったので、次は絹の番。
絹はレコーディングがうまいというか、強いのでメンバーの仲でも最短で終わる。
「やっぱり、いつものうーやんだね」
「ね。うっさんらしいというか・・・」
それを見て、こたと逢がそう言うので、きっと私は上手くできているんだろう。
♡────────────────────────────♡
『Micro cosmos』。琥太郎メインで、7500万回再生。
『きらいになれない』。絹メインで、8500万回再生。
『ライズ』。月葵メインで、8000万回再生。
「月葵、もう一回。『灯った』のところ音外れただろ。自分も気づいてるんだから、潔く戻れ」
「・・・はぁい」
宣言通り、私は仕事中、誰に対しても態度を変えないようにしていた。
出来ているかは他人の評価だから、どうかは分からないけど。
「相変わらず厳しいねぇうーちゃん」
「でも外れてたのは冬貴も気づいてただろ」
「まぁね。・・・でももう10回目か。つっちゃんも集中力切れてきたね」
そうだな・・・段々と上手くはなってきているが、集中力が切れているせいで完ぺきにはなれない。
「これで外したら一回休憩しよう」
月葵の喉も心配になってくるし、確かにつかれたとは思うのでそう声を掛けた。
「ほんと?・・・頑張る」
「あぁ、もう一回な」
やる気を出してくれてよかった。
デビュー5年目、新曲を出すたびにLUXEONは新鮮な反応をしてくれる。
新規ファンも増え続け、ライブも全国ツアーを完走し、メンバーがレギュラーを務める番組もいくつかできた。
国民的アイドルと呼ぶにふさわしい人気と風格。
それに対して驕ることのないメンバーの芯。
我ながら凄いグループが出来てしまったと感じている。
「行きまっす!」
「はい。・・・お願いします」
月葵からの合図が出たので音響さんにお願いし、10回目のレコーディングが始まった。
「・・・うん、いいんじゃないか。完璧だ」
「だよね!今のはいったって思った!」
集中力が切れていると思われたが、月葵の歌は完璧と呼べるものだった。
「次、絹」
「はーい」
「え、もう少し反応してくれてもいいのに・・・」
「月葵は休憩してこい」
月葵が終わったので、次は絹の番。
絹はレコーディングがうまいというか、強いのでメンバーの仲でも最短で終わる。
「やっぱり、いつものうーやんだね」
「ね。うっさんらしいというか・・・」
それを見て、こたと逢がそう言うので、きっと私は上手くできているんだろう。
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