初恋が君に届くまで
「できた! わあ、見違えたね」
午後になり、フィラートの家具が届くと早速二人で設置した。
深いブルーのカーテンにゴールドのタッセルは夜空の星のように美しく調和し、壁際に置いたフロアスタンドも柔らかい色合いで明るさをグッと絞ることができる。
ソファーカバーも同じブルーで揃えた。
壁のラックは好きな雑誌の表紙を飾るディスプレイとして、その日の気分で写真集などを並べ替えるのにもいい。
ダイニングのテーブルクロスは、ロイヤルブルーの大きな布にゴールドの細長いクロスを中央に重ねた。
丈の寝室にはカウンターを置き、チェアを2脚並べる。
「つむぎ、今夜はここでお酒を飲もうか」
「うん! じゃあおつまみも作るね」
まるで二人の新居のように、ワクワクしながら部屋を見渡した。
「ありがとう、つむぎ。おかげでうちで過ごす時間が楽しみになったよ」
「ふふっ、こちらこそお買い上げありがとうございます。組み立ても不用品の引き取りも、全部無料サービスだったでしょ?」
「ああ、驚いた。すごいな、フィラートって」
「あはは! じゃあこれからもどうぞご贔屓に」
「もちろん。つむぎの社員割引に期待して」
二人で顔を見合わせて笑った。
夕食は和食を作り、食べながら丈がふと思い出したように言う。
「食器を買うのを忘れたな。つむぎ、あとで注文して。お揃いのマグカップや箸も」
「え、ここで使う用に?」
「そう、つむぎがいつ越して来てもいいように」
途端につむぎは真っ赤になってうつむいた。
「ゲストルームもつむぎの好きなファブリックにしよう。でもなあ、寝室は一緒がいい」
「ちょ、綾瀬くん!」
「ははっ、準備だよ、準備。俺はいつでも大丈夫だから。待ってるな、つむぎ」
「あの、待たれましても私は……」
「やっと捕まえたのに、逃げられるとでも思ってるのか?」
「思って、おりません」
よし、と丈は真顔で頷く。
「俺、諦め悪いし待つのは慣れてる。けど、なるべく早く来るんだぞ?」
つむぎが口を開こうとすると、「ん?」と目で牽制されて口ごもる。
結局そのままつむぎは「はい」と返事をした。
午後になり、フィラートの家具が届くと早速二人で設置した。
深いブルーのカーテンにゴールドのタッセルは夜空の星のように美しく調和し、壁際に置いたフロアスタンドも柔らかい色合いで明るさをグッと絞ることができる。
ソファーカバーも同じブルーで揃えた。
壁のラックは好きな雑誌の表紙を飾るディスプレイとして、その日の気分で写真集などを並べ替えるのにもいい。
ダイニングのテーブルクロスは、ロイヤルブルーの大きな布にゴールドの細長いクロスを中央に重ねた。
丈の寝室にはカウンターを置き、チェアを2脚並べる。
「つむぎ、今夜はここでお酒を飲もうか」
「うん! じゃあおつまみも作るね」
まるで二人の新居のように、ワクワクしながら部屋を見渡した。
「ありがとう、つむぎ。おかげでうちで過ごす時間が楽しみになったよ」
「ふふっ、こちらこそお買い上げありがとうございます。組み立ても不用品の引き取りも、全部無料サービスだったでしょ?」
「ああ、驚いた。すごいな、フィラートって」
「あはは! じゃあこれからもどうぞご贔屓に」
「もちろん。つむぎの社員割引に期待して」
二人で顔を見合わせて笑った。
夕食は和食を作り、食べながら丈がふと思い出したように言う。
「食器を買うのを忘れたな。つむぎ、あとで注文して。お揃いのマグカップや箸も」
「え、ここで使う用に?」
「そう、つむぎがいつ越して来てもいいように」
途端につむぎは真っ赤になってうつむいた。
「ゲストルームもつむぎの好きなファブリックにしよう。でもなあ、寝室は一緒がいい」
「ちょ、綾瀬くん!」
「ははっ、準備だよ、準備。俺はいつでも大丈夫だから。待ってるな、つむぎ」
「あの、待たれましても私は……」
「やっと捕まえたのに、逃げられるとでも思ってるのか?」
「思って、おりません」
よし、と丈は真顔で頷く。
「俺、諦め悪いし待つのは慣れてる。けど、なるべく早く来るんだぞ?」
つむぎが口を開こうとすると、「ん?」と目で牽制されて口ごもる。
結局そのままつむぎは「はい」と返事をした。