返事も溺愛もキスのあとで
ゆっくりと見上げた彼は驚いた顔をしていて、その隙に彼の頬に左手を添えた。

「雛子?」

「キスのあと、話があるの」

「ん? 話?」

「だから、とびきり甘いキスして?」

涼やかな目を細めながら、彼がこつんと額同士をくっつける。

「いつから、そんなお願い上手になったんだ」

私は彼に微笑むと、静かに瞼を閉じた。

キスが終わったら、伝えたい。 


──「鷹哉さん、愛してる」って。






2026.7.20 遊野煌

※フリー素材です。
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