返事も溺愛もキスのあとで
すっと彼がこちらに大きな手を差し出して、私は息を呑む。
大きな手のひらの上には小さな箱があって、白銀に煌めくダイヤの指輪が見えた。
「──俺と結婚してください」
頭が真っ白になって、返事の代わりに涙が零れるのがわかった。綺麗な指輪も景色も、一瞬でぼやけてうまく見えなくなる。
「……私……っ」
「泣かないでくれ。雛子に泣かれるのは苦手なんだ」
「……だって……」
指輪を差し出したまま、彼が眉を下げると、指先でそっと涙を拭ってくれる。
「大事にするよ、誰よりも。一生かけて、雛子を幸せにする」
「私も……ずっと鷹哉さんといたい……だから」
私は止まらない涙をそのままに彼を真っすぐに見つめた。
「末永く……宜しくお願いします」
左手の薬指にダイヤの指輪が嵌められて、夜空の星よりもキラキラと輝きを放つ。
そのまま彼に抱き寄せられて、同じ柔軟剤の匂いと彼の体温を感じながら、私はぎゅっと両手に力を込めた。
二度離れたくない。
ずっと一緒に生きていきたい。
「鷹哉さん……キスして」
大きな手のひらの上には小さな箱があって、白銀に煌めくダイヤの指輪が見えた。
「──俺と結婚してください」
頭が真っ白になって、返事の代わりに涙が零れるのがわかった。綺麗な指輪も景色も、一瞬でぼやけてうまく見えなくなる。
「……私……っ」
「泣かないでくれ。雛子に泣かれるのは苦手なんだ」
「……だって……」
指輪を差し出したまま、彼が眉を下げると、指先でそっと涙を拭ってくれる。
「大事にするよ、誰よりも。一生かけて、雛子を幸せにする」
「私も……ずっと鷹哉さんといたい……だから」
私は止まらない涙をそのままに彼を真っすぐに見つめた。
「末永く……宜しくお願いします」
左手の薬指にダイヤの指輪が嵌められて、夜空の星よりもキラキラと輝きを放つ。
そのまま彼に抱き寄せられて、同じ柔軟剤の匂いと彼の体温を感じながら、私はぎゅっと両手に力を込めた。
二度離れたくない。
ずっと一緒に生きていきたい。
「鷹哉さん……キスして」