夏と君
Side 高橋亜矢斗




「あぁ~アヤトじゃーん。」


「あ~みちゃった~!!」





最悪だ。
さくを家に送り届けてオレも帰ろうと思った時、自分の姉とさくの姉に会って茶化された。





「リコなんでいるわけ?」


「なんでかって?君の好きな子のサナお姉様と仲がいいからですよ?」





うざい、今日もうざい。





「私、アヤトくんのこと見直したわ。」




サナさん(さくのねーちゃん)が小さな声で呟いたけど、聞こえなかったふりをした。





(俺のことなんだと思ってんの……)





「アヤト、さくちゃんが家入るまでみてたでしょ。男前じゃん。」

「そう、出来た男じゃん、リコの弟。まじ見直した。」




そしてまた茶化される。つーかこの2人高3なのに遊びすぎだろ。



「ほぼ毎日2人遊んでるけど大丈夫?」と真面目に聞くと2人は


「あー、親みたい〜うざ〜」

「ほんと親みたーい、大丈夫な訳ないじゃんね〜だる〜」と返された。




「あ、もしかしてアヤト、私と遊びたいの?やっだ~早く言ってよ~!」


「黙れよ、五月蝿いしうざい」


「えーん。ひどーい。」と棒読み。





「ところで、どうだった?夏祭りは。進展アリ?」



「どうだろ。好きな人いるって言われたし。」





ますます言いづらくなったし。
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