夏と君


「男、俺一人だけ?」と寂しそうに言った早坂くんに



「あー、アイツ」とミウナちゃんはアヤトくんを指さした。




帰り支度をしていたアヤトくんと目があって、



「え、なに。」と少し面倒くさそうな顔をした。


そんな顔にもドキドキしてしまう私は、、、まったく、、、




「夏休み遊ぼうって話。」


「は?なんで?無理だよ。俺、リコとの用あるって言ったよね?」


「えーリコちゃんいいよーって絶対言うと思うよ?」


「え!?アヤト彼女できたの!?リコって!?」



何故か焦る、早坂くん。

私も初めてリコちゃんの名前を聞いた時彼女と思って焦ったっけ・・・



「んなわけ。姉だよ。」



お姉さんの名前はリコさん。
これはたまたまだったんだけど私のお姉ちゃんと同じ高校の同級生で、
良くうちに来てお泊まり会を開くほど仲の良い親友同士。



何回も会ったことあるけど、アヤトくんとはあまり似ていなくて。
おもしろくてテンションが高い。






「サクナも行くけど。」



「さくも来んの?まじ?」



「う、うん!私も行くよ!」




突然名前を呼ばれてびっくりして慌てて答えてしまった。





「じゃあリコに予定聞いてみる。」





私が行くと言って行く気になったアヤトくんに

少しだけど期待してしまう。少しだけ、ほんの少しだけ。
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