夏と君 【完】


「お前が思ってる通りじゃねーの。」




「いいの?サクナとられるよ!」




「よくはないけど、さく、嬉しそうだったから。」





いつもそう。サクナが嬉しそうならそれでいい。





「わたし、てるのそういうとこ嫌い。」




「なんで怒ってんの?」




「頑張りなさいよ!
私はてるがサクナのこと一途に追っかけてるとこみて好きになったんだから!」




「まって、それって・・・」





振られて1歩進みたかった私は早坂くんのこの計画、いや、企みに協力した。




「私はてるのことがずっと好きだよ。

サクナのことしかみてなくても私はずっとてるが好きだったよ。」




「ちょっとびっくりした、嬉しいけど、ごめん。」




「うん。ありがとうね、嬉しいっていってくれて。

私はてるに好きって伝えちゃったけど、今までの関係で仲良くしてよー?

じゃあね、私帰るね。」





小走りでてるから離れた。家に帰ろうとした。



でも少し期待してしまった。


てるが追いかけてきてくれるんじゃないかって。


でもやっぱり、追いかけてきてはくれなかった。




でも、涙はでなかった。それはずっと言えなかった気持ちを言えてスッキリしたからかも。



(新しい恋探そ...)






END
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