イケメンすぎる、君が好き。
そういえば以前、体育の授業で先生相手に一本取っていたことがあったっけ。

普段の葵があまりにも穏やかだから、完全に忘れていた。

俺が呆然としていることに気づいたのか、葵がこちらを振り向く。

「あ。」

目が合ったその瞬間。

葵の顔が、かぁっと赤くなった。

「……遥!?」

「お、おう……。」

「こ、これは違っ……!」

ばっと男子生徒の腕を離す。

「ち、違うの! その、先にこの人が……!」

解放された男子生徒が腕をさすりながら立ち上がる。

「俺がちょっと掴みかかったら、こいつが……!」

「だっ、だって危ないと思ったから....!!」

葵は困ったように眉を下げた。

……いや。

さっきまであんな顔で男子の腕を締め上げてた人とは思えない。

そのギャップ、どうなってんだ。

うん、好きです。

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