イケメンすぎる、君が好き。
「葵!!!!」

ガラッ!

「―――へ?」

思わず、間抜けな声が漏れた。

体育館倉庫の薄暗い空間。

その中央で、葵が男子生徒の腕を掴み関節をキメていた。

「いっ……! 痛てててて!!」

「こういうことはしちゃ駄目だよ」

「ギブギブギブギブ! ギブだって!!!」

「……。」

俺はぽかんと立ち尽くす。

え.......は?

何これ。

状況がまったく理解できない。

「…………あ。」

そうだった。

葵って.......そっか。

「柔道.......上段者なんだっけ.......。」

今さら思い出した。

< 114 / 149 >

この作品をシェア

pagetop